<中国情報>中国で歴史の教科書変更が話題に

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おはようございます。

カイゼン研究会(a-Sol上海)です。

海外駐在ニュースでは

ちょっと気になる中国・東南アジアの時事ニュースをお届けします。

(現地社員との話のネタに使っていただければ嬉しいです。)

中国の歴史的人物の

写真変更がニュースになっています。

その人物とは

朱元璋という

明の時代の初代皇帝です。

中国ではほとんどの人が知っている

有名な皇帝で

元の時代の末期

飢饉や腐敗、重税で混乱している時代に

元朝を倒して皇帝になった人物として知られています。

中国の長い歴史において

数々いる皇帝の中で

なぜほとんどの人が知っているくらい

有名なのかというと

理由はその生い立ちにあります。

極めて貧困状態にあった農民出身で

食べるものもないため

若いときに出家し、

托鉢(人から食べ物をもらう)しながら

生きながらえたという出自があります。

そんな

最下層の出身から

元朝への不満を持った

紅巾の乱(反乱軍)に参加し

そこから頭角を現して

皇帝にまでなった人物として

日本で言うところの

豊臣秀吉を連想させるような

サクセスストーリーを歩んだ人物として

数々の皇帝の中でも異色の存在です。

皇帝になってからも

農村の復興政策など

実績を残しているのですが

皇帝への権力集中を強化し

少しでも疑いのあるものは

側近でも粛清するという

独裁者のイメージが強いという印象です。

そんな生い立ちや

少し怖いイメージもあるのですが

教科書や

博物館などで紹介される際の写真は

かなりひどく、あごが出て、

歪んだように描かれた顔であり

中国では

「靴べら顔」として有名でした。

朱元璋と言えば

この酷く、

怖い顔という印象を持つ人が大半で、

この皇帝自身に持つイメージにも

大きな影響を与えていたようです。

ちなみに

三国時代の呉の国以来

南京を首都にした皇帝でもあるため

今でも南京に行くと

南京博物館や

彼のお墓である明孝陵、

明故宮が観光地として栄えており

その写真をどこでも目にすることができます。

https://www.toutiao.com/article/7581308171373838867/?channel=&source=search_tab

(変更前の写真は一例ですが、他にもたくさんひどく曲がった顔として描かれています。)

そんなひどい顔の写真に

今回は修正が入り

宮廷画家が描いたような立派な絵に

変わりました。

以前のイメージから

大きく変わることになったため

大きくニュースとして取り上げられ

後世の清朝の皇帝がわざとひどく

描かせたものだったなど

いろんな議論が出てきています。

明の時代は

前後の時代とは違い

漢族の国家だったというのが

今の中国での見解で、

かなり重要視され

世界的にも影響力を持っていた

理想的な時代だったと語られることが多く

それを建国した

初代皇帝の評価を見直す動きなのかもしれません。

酷い顔の画像は

教科書だけでなく順次見直されていくようです。

日本の教科書でも

今の教科書を見てみると

自分が勉強していた時代とは違い

鎌倉幕府の成立は1192年でなく

1185年になっていたり

源頼朝や足利尊氏の絵は

実は別の人だった可能性が高く

今では使われていなかったり

変更がたくさんあることに驚きます。

研究が進んだり

重要度が変わったりするたびに

歴史の教科書にも見直しが入る

という

よく考えると

当たり前のことなのですが

当時の教科書が常識のすべてだった

歴史という分野が

変わっているのを目の当たりにすると

新鮮に驚いてしまいます。

本日の海外駐在ニュースはここまでです。

ありがとうございました。

カイゼン研究会(株式会社a-Sol)

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