おはようございます。
カイゼン研究会(a-Sol上海)です。
中国プチ情報のコーナーでは
ちょっと気になる中国時事ニュースをお届けします!
(現地社員との話のネタに使っていただければ嬉しいです。)
8月24日に政府機関4部門(商務部、国家発展改革委員会、財政部、市場監督総局)から共同で、家電の買い替えに対する補助金について発表しました。
2024年初めに発表されていた内容になりますが
中国では珍しく、個人の消費者向けの内容になります。
(個人向けと言っても他国のようなばらまき政策ではなく、家電製造業界に向けた施策になります。)
対象例は8品目(冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコン、パソコン、給湯器、家庭用コンロ、換気扇)となっていますが、各地域で対象品目の選定は異なります。
各地域の消費行動に合わせて、各省で品目選定するということですが、おそらく各地域で重要な企業が違うというのも背景にありそうです。
内容についてはグリーン家電(省エネ)の推進が背景ということもあり、国で家電ごとに設定されている、エネルギー効率基準が2級のモノには15%、1級のモノには20%の補助金が提供され、上限は2000元とのことです。
個人の消費者向けと言っても
メーカーがまずこの制度を活用した価格で個人に販売し、
その後、一括して地方政府に精算してもらうという流れで実施され、個人による申請等は不要なので、家電売り場などに行けば、価格が下がった製品を購入することができます。
以前にもこの景気刺激政策はされたことがあり、
2009年~2011年の3年間で300億元の補助金が出たのに対し
新家電の直接消費が、何もしない場合より3420億元以上増加したというデータもあり、需要への効果実績がある施策として、今回も実施されています。(日本で言うところのエコカー減税などに近いような感じです)
本日のプチ情報はここまでです。
ありがとうございました。
カイゼン研究会(a-Sol上海) サポートチーム
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