大作ゲーム「黒神話 悟空」の大ヒットで山西省に熱視線

おはようございます。

カイゼン研究会(a-Sol上海)です。

 

中国プチ情報のコーナーでは

ちょっと気になる中国時事ニュースをお届けします!

(現地社員との話のネタに使っていただければ嬉しいです。)

8月20日に世界同時発売されたゲーム 

「黒神話 悟空」の大ヒットが話題です。

 

2日間で450万ダウンロード、15億元以上を売り上げており

大ブームとなっています。

 

中国初のAAAゲーム(大規模開発費、広告費をかけたソフト)であり、今までモバイルゲームを主に展開していた(無料アプリで広告費や、有料アイテムで稼ぐビジネスモデル)中国企業にとっては初の試みでしたが、ソフト自体での品質の高さを証明した形になりました。

 

有名な「西遊記」の一行が天竺から帰った後のストーリーということで、その物語性はもちろんですが、グラフィックで描かれる中国神話やその文化、自然風景、建築が再注目されています。

 

ゲームの主な撮影地は山西省であり、

中国では珍しく文革の影響を受けておらず、唐の時代から保存されている寺院、南禅寺など文化遺産が数多くあるのですが、あまり観光地としての人気が出ず、他省ほど観光業が発展していない状況でした。

 

しかし、今回の「悟空」のブームにより、国内だけでなく国外からも注目を受けることになり、ツアー申込の急増が起きています。

 

これを一過性で終わらないために、山西省側も各観光地のガイド案内にゲームの内容や西遊記との関連を追加するように動きだしたり、ゲームをクリアした人だけが無料で参観できるキャンペーンを打ち出したり、SNSを使ったブランド化を急ピッチで進めているようです。

 

本日のプチ情報はここまでです。

ありがとうございました。


カイゼン研究会(a-Sol上海) サポートチーム

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