おはようございます。
カイゼン研究会(a-Sol上海)です。
中国プチ情報のコーナーでは
ちょっと気になる中国時事ニュースをお届けします!
(現地社員との話のネタに使っていただければ嬉しいです。)
7月15日に中国国家統計局がGDPを発表しました。
2024年第2四半期は前年比4.7%増加
既に発表されていた第一四半期は前年比5.3%増加だったので’
上半期は前年比5%増加という速報でした。
今年3月の全国人民代表大会では
GDP目標5%前後という計画が出されていたので
目標通りに経過しているようです。
2024年は中国政府はかなり経済支援政策を打ち出していて
明暗が分かれたもので言うと以下の2つです。
(1)大規模な設備更新計画
(2)不動産の調整・最適化政策
(1)大規模な設備更新計画
「2027年までに工業、農業、建設、交通、教育、文化観光、医療などの分野で設備投資規模を2023年比で25%以上増加させる」
と今年の3月の全人代で発表され、後押しするという表現がありましたが、お達しなのか補助や支援が出されるのかその時点ではよくわかっていませんでした。
しかし、実際は各省で補助金が出ているようでその効果もあって
設備工器具購入投資は前年比17.3%の増加でGDPに寄与しているという分析結果と報告が出ています。
(2)不動産の調整・最適化政策
不動産政策は、各省価格調整を実施したり、購入資格の緩和など毎月のように緩和政策を実施してきましたが、上半期は
販売面積、販売額ともに前年同期比19%減、25%減
という結果で、なかなか政策が効いていないということが見えてきました。
その中でもやはり製造業を重視している様子は見られ
GDP構成比の中で27%を占め、堅調に推移ししてると
製造業のみ強く言及されていたことが印象的です。
ちなみに
消費者物価指数は前年比0.1%の上昇との発表で
日本やアメリカのように約2~3%の上昇をしている国々と比べると、比較的安定しているようです。
本日のプチ情報はここまでです。
ありがとうございました。
カイゼン研究会(a-Sol上海) サポートチーム

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