おはようございます。
カイゼン研究会(a-Sol上海)です。
中国プチ情報のコーナーでは
ちょっと気になる中国時事ニュースをお届けします!
(現地社員との話のネタに使っていただければ嬉しいです。)
皆さんが日々使っているアプリ
ウィーチャット(微信)などの運営で有名な
テンセントが賃金アップを発表したことが話題になっています。
平均で見ると月給が3200元アップということで
多くのうらやむ声が上がっています。
しかし、
実際は給与の配り方を変更した側面が強く
・年末でのボーナス(サービス賞、パフォーマンス賞、特別賞)のうち、サービス賞を12カ月に均等にして月給に組み込む。
(このサービス賞は勤務期間や月給に基づき計算されるもので、業績連動ではなく、実質固定給の部分であったそうです。)
・住宅補助分を月給に変更
(もともと福利厚生として易居という総合不動産会社を使用した場合の住宅補助だった部分)
この2つの制度改変により
社員の月給アップにつながったということです。
社員からもボーナスで一括でもらうよりも
月々のキャッシュフローが増えた方が生活が安定するとの要望が出ていたそうで、それにこたえた形となります。
加えて、ボーナスの額も完全に業績や実績連動の部分しかなくなったため勤務期間に関わらず、公平感のある評価ができるようになるというメリットもあるようです。
中国企業での時価総額が1位
2023年も純利益約3兆3000億(前年比36%増)
好調が続いているテンセントですが
このトップ企業が給与制度をより従業員に寄り添った形に変更したことから、他の企業も人材獲得や流出防止のために、変更していく流れになるかもしれません。
参考(https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_28033908)
本日のプチ情報はここまでです。
ありがとうございました。
カイゼン研究会(a-Sol上海) サポートチーム

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