中国の年金が今年は3%アップ

おはようございます。

カイゼン研究会(a-Sol上海)です。

 

中国プチ情報のコーナーでは

ちょっと気になる中国時事ニュースをお届けします!

(現地社員との話のネタに使っていただければ嬉しいです。)

今週6月17日に

中国2024年度の年金支給額が3%アップするという発表がありました。

(中国では養老金と呼ばれています。)

 

毎年支給額の調整結果の発表がありますが

例年より発表が一か月以上遅れていたために

今年は上がらないのではないかというので、不安になっていた人が大勢いたようです。

 

基本的に物価上昇や給料の上昇が続いていた中国では、

毎年、それらのデータから支給額の増加調整があります。

しかし、今年は景気も悪化しており、物価も上がっていないことから、金額改定が見送られるのではないかという予想も出ていた状況でした。

 

日本の年金も約3%の支給額アップがありましたが

その分物価も3%上がっています。

 

反対に、中国の物価上昇は公表では0.2%ということでしたが

年金の増加率は日本とほぼ同じだったので、退職者の実質の可処分所得は増えるということです。

 

ちなみに、年金の負担について日本と中国の違いを見ると

日本の厚生年金保険料は、収入に対して18.3%

これを企業と個人で50%ずつ支払いますが、

 

中国の会社員の場合では

収入の20%を企業が払い、8%を個人が払う(積み立て)制度となっており大きく違います。日本は国民年金と厚生年金に分かれているので、一概に個人の負担割合を比べることはできませんが。。

 

日本の社会保険では、後世年金保険料と健康保険料は

個人と企業が50%負担なのに対して

 

中国の社会保障である五険一金のなかの、5つの保険の負担割合は以下のようになっており、企業負担の割合が高いです。

 

年金保険:(収入に対する割合)(収入3000元の場合)

会社負担:20%(600元)

個人負担:8%(240元)

 

失業保険

会社負担:1.5%(45元)

個人負担:0.5%(15元)

 

労災保険

会社負担:1.0%(30元)

個人負担:なし

 

出産保険

会社負担:0.8%(24元)

個人負担:なし

 

医療保険

会社負担:10%(300元)

個人負担:2% + 3元(60元 + 3元)

 

本日のプチ情報はここまでです。

ありがとうございました。

カイゼン研究会(a-Sol上海) サポートチーム

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