<トヨタ式カイゼン>核についてちょっとだけ振り返ってみました

こんにちは!

 

 

カイゼン研究会の池田です。

 

www.a-solsh.com

 

 

 

今日もちょっと毛色の違う話になっておりまして…

 

 

ご存知の方には眠たい話かもしれませんが、ちょっとした小ネタ、豆知識くらいにはなるかなと思い、メルマガにしてみました。

 

 

 

とある国が核爆弾使うかも?なんていう情報をちらほら見ますが、そこでふと思ったことがあります。

 

 

私は歴史には相当疎く、理系だからええか、というしょうもない 理由で歴史の勉強の一切をほとんど放置してきました。

 

 

ただふと思ったのが、そもそも誰が作ったん?実際どれくらいの被害になるだろう、という疑問です。

 

 

必ず技術革新の裏には研究者がいるものです。

 

 

実は歴史上の研究系、学者系の偉人の歴史、というか逸話は意外と好きだったりします。

 

 

若くして亡くなってしまったガロア理論ガロア

 

 

中々壮絶な人生です。

 

 

微分積分学におけるニュートンライプニッツの泥沼論争

 

(ほぼ同時期に生まれた二人が何の関係もないところでなぜかほぼ同時期に微分積分学のアイデアを思いつく、という何ともな話)

 

 

近代だと火星人、悪魔の頭脳と呼ばれたフォンノイマン

 

 

科学者というとアインシュタインという名前が良くでますが、頭脳的にはこの人がぶっちぎりな気がします。

 

 

また最近だとフェルマーの最終定理を解いたアンドリュー・ワイルズや、ミレニアム問題のポワンカレ予想を解いたグレゴリーペレルマン、などなど…

 

 

この手の話は結構好きだったりするのですが、あんまり興味ないと微妙な話題になるので今まで特にメルマガでは書いてきませんでした。

 

 

ただ需要が少しでもあれば書いてみますね笑

 

 

 

というわけで今回は核についてちょっと書いてみました。

 

 

核爆弾や原子爆弾放射線というなんだか物騒な名前が際立ってしまっていますが、元々は単なる研究者の探求心から始まっているものです。

 

 

1895年、ドイツの物理学者レントゲンがX線を発見します。

 

 

陰陽極を白金にしてそこに電圧を印加して電子を飛ばしていたところ、未知の電磁波、放射線の存在を確信し、とりあえず仮名としてX線と名付けました。

 

 

そして1896年、フランスの学者アンリ・ベクレルはレントゲンの発見をきっかけに今度はウランから放射線が放出されることを発見します。(放射能の単位でもベクレルが単位として使われていますね)

 

 

1899年にはイギリスのアーネスト・ラザフォードが「原子核が崩壊すると放射線がでる」ということを発見。

 

 

彼は後に「原子物理学の父」なんて言われるようになります。

 

 

このあたりから原子における研究が加速していきますが、1932年、ようやく今我々が勉強している当たり前の原子核の性質、つまり原子は陽子と電子と中性子から構成されている、という理論が確立します。

 

 

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余談

 

これら陽子や中性子などが最小単位ではなく、これらを構成するさらに細かい素粒子クオーク)というものがある、というのがここ最近の話ですね。

 

この辺の話は今日は止めます笑

 

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さて、この辺りからちょっと軍事に寄り始めます。

 

 

第二次世界大戦中の1938年、ドイツの科学者オットー・ハーン、フリッツ・シュトラスマンによって、核分裂が発見されます。

 

 

それも、ウランに中性子をぶつけると核分裂を起こして爆発する、という物騒な発見です。

 

 

1939年、ハンガリー生まれのアメリカにいたユダヤ系物理学者レオ・シラードが「この発見は軍事転用可能で、強力な爆弾を作ることができるのでは!?」ということに気づきます。

 

 

そして同じユダヤ系の物理学者であったとある人物にこの件を相談します。

 

 

それが皆様ご存知のアインシュタインです。

 

 

アインシュタインはかなり徹底した反戦争主義者だったようで、当時のアメリカ大統領であるルーズベルトに手紙を送ります。

 

 

手紙の内容的をおおよそ要約すると、

 

 

・この技術はかなり危険な爆弾の開発につながる可能性があること。

 

・ドイツがこれを軍事転用して爆発を作ろうとしているかもしれないこと。

 

 

という内容のものでした。

 

 

ドイツのナチスは当時、自分達ゲルマン民族が至高で、ユダヤ系はいらん、という思想であり、同じくドイツ生まれユダヤ系だったアインシュタイン的には、ナチスにこんな危険は兵器を持たせることはどうしても避けたかったのでしょう。

 

 

注意喚起としてこのような手紙を送ったように思えます。

 

 

しかし、結果的にはこの手紙が引き金となり、アメリカはドイツに対抗するため同じく核分裂を用いた原子爆弾の開発に着手します。

 

 

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余談

 

最終的には日本に原爆が落とされるわけですが、親日家だったアインシュタイン終戦後、渡米していた日本人でノーベル賞を後に受賞する湯川教授へ謝ったとされています。

 

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それも超大掛かりな、大量の資金と人を投入したもので、今のレートに換算すると3兆円を超える予算と、13万人という大規模な雇用を行ったそうです。

 

 

これが1942年にルーズベルト大統領により承認された、マンハッタン計画というやつです。

 

 

マンハッタン計画は責任者であり原爆の父と呼ばれるロバート・オッペンハイマーをはじめ、74人の研究者が集められ、その中にはフォンノイマンも参加していました。

 

 

ちなみにアインシュタイン反戦争主義の観点から、マンハッタン計画には参加しなかったようですが、皮肉にも彼の研究成果の一つである「質量とエネルギーの等価性」がここでは使われていたようです。

 

(有名な公式のE=mc^2というやつです)

 

 

その後マンハッタン計画は進んでいきますが、その途中にナチスは崩壊してドイツは降伏。

 

 

最後まで抵抗していた日本にいよいよマンハッタン計画の研究成果の矛先が向けられます。

 

 

落とす爆弾は全く種類の異なる2種類

 

 

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1945年8月6日 広島 リトルボーイ ウラン原爆

 

ガンバレル型 威力 1.6万トン(TNT換算)犠牲者14万人

 

 

1945年8月9日 長崎 ファットマン プルトニウム

 

インプロージョン型 威力 2.1万トン(TNT換算) 犠牲者7.5万人

 

 

TNTというのは、トリニトロトルエンという安全で安価な爆薬で、乗用車1台を破壊できる威力をTNT換算で0.001トン(1t)というイメージです。

 

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これをもって第二次世界大戦は終了、という幕引きになりました。

 

 

このマンハッタン計画で病んでしまった科学者も実際は結構いたようです。

 

 

 

こんな兵器が今世界で13,000発以上あり、その大半をアメリカとロシアが持っているそうですが、約80年前の威力でこれなので、今は威力ももっと上がっていそうです。

 

 

そりゃ仮にこんだけ撃ったらもう何もかもなくなりますね笑

 

 

しかし個人的にはこの爆弾よりもさらに上位の存在、水素爆弾も脅威と思っています。

 

 

水素爆弾の威力は少なくとも1,500万トン(TNT換算)

 

 

もう想像もつかない世界です笑

 

水素爆弾については今日はあまり触れませんが…)

 

 

 

ただ悪い面ばかりとも言えないようで…

 

 

実際に放射線というのは原子力発電やレントゲン、がん治療をはじめ、我々の日常生活に浸透している技術です。

 

 

マンハッタン計画などがなければ、放射線の民間への転用はもっと遅れていただろう、とも言われているようです。

 

 

そんなの言われても実際の被害はなくならない、というのはその通りですが…

 

 

 

ちなみにアインシュタインはこの事を自分にも原因があると相当後悔したらしく、1955年にはアインシュタインラッセル宣言という平和宣言を出しました。

 

 

20世紀を代表する最高の科学者の一人でありながら、平和を愛して行動もできる、ただ頭が良いだけでなく人格者だったことがうかがえます。

 

 

アインシュタインは、

 

第二次世界大戦では原子爆弾が兵器として利用されたが、第三次世界大戦が起こったらどんな兵器が使われると思うか?」

 

 

というインタビューでこう答えたそうです。

 

 

第三次世界大戦についてはわからないが、第四次大戦があるとしたらそれは石と棍棒を使った戦いに戻っているでしょう」

 

 

本日はちょっとした小ネタメルマガでしたが、お付き合い頂きありがとうございました。

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