やはり、見える化というのは、応用ができて始めて
『設備稼働を見える化する面白味』
が味わえるのではないか、と思っています。
味わうという単語を使って表現するのであれば、
『“設備稼働見える化”をしがんだら、一体どんな旨味を感じるのか?』
という具合でしょうか笑
当研究会でも、設備稼働を見える化するシステムを自社開発し、様々なお客様に導入しております。
そんな中、プロジェクトを進めていると良く突っかかる部分、詰まってしまう部分というのがいくつか存在します。
その内の一つが
『設備稼働を見える化するメリット』
です。
“見える化メリット”と、ちょっと省略して呼ぶことにしましょう。
「見える化メリットからは素晴らしい旨味が味わえるらしい!」
ということは、とても有名です。
「うちも設備稼働を見える化したいんですよ~」
なんていうセリフはよーく聞きます。
しかし、ここをさらに掘り下げた時、
「見える化メリットからは、一体どんな旨味が味わえるのか?」
については、意外とバシッと説明できない方が多くいらっしゃる印象を感じます。
ただ旨味が味わえる、だけが独り歩きしている状態です。
そこで、本日はせっかく水曜メルマガをご覧の方に、当研究会がまとめた
『設備稼働を見える化するメリット』
のイメージ図をご紹介したいと思います!
メリットはいくつかある
しかし、それをイメージ図としてまとめたものは、中々見ることはないと思うので、ご覧頂ければと思います。

これがシステムによる見える化メリットのイメージ図です。
ピンク枠の部分が、主たるメリットを表しています。
まずは大きく
1.自動データ収集
2.アンドン表示
3.設備稼働データ収集
という3つの要素に分け、その3つをさらに細かく分岐させたものです。
細かいことを言うともっとあるとは思いますが、分かりやすく簡潔にまとめると、これくらいに絞れると思います。
手書きだけで設備稼働データを収集する、ということなら、一番下の“設備稼働データ収集”が該当します。
ただ、この設備稼働データ収集はやはりシステム化するに限ります。
正しいと思える、自信のあるデータが手元にないと、いざ作戦を立ててカイゼンしようとしても、
「本当にこれで効果がでるのか?」
「このデータ間違ってるんじゃ…あまりにも変なデータだもんな…」
「やっぱりデータおかしいからもう1ヶ月やり直して様子を見てみよう」
と、不必要な心配が頭をよぎるようになり、余計な不安に駆られるようになります。
このような状態では、良いカイゼン活動はできません。
データの信憑性、という根本が揺らぐと全てが台無しになります。
結果的に、かえって時間がかかったり、余計なコストがかかってしまう事態に陥ってしまいます。
やるなら本腰入れて、やり切ってしまった方が、コストメリットは出てくると思います。
システム化するだけでも、1と2から派生する4つのメリット、旨味を味わうことができます。
この旨味だけでも、
手書き工数削減
設備停止時間の削減
といった工数の削減効果が出るので、コストメリットは十分に感じることができます。
さらにその先にコストメリットを出していくためには、3の設備稼働データ収集をした後の、ピンク部分のメリットを生かしていく必要がある、というわけです。
この部分の深堀はまた次回、ということにしたいと思います。
というわけで、本日はここまで。

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