おはようございます。
カイゼン研究会(a-Sol上海)です。
海外駐在ニュースでは
ちょっと気になる中国・東南アジアの時事ニュースをお届けします。
(現地社員との話のネタに使っていただければ嬉しいです。)
中国駐在に来られてから
かなり太った方、
食が合わずに痩せた方がいると思いますが
知人などの体感でいくと
太ったという方が多い気がします。
なんとなく
中華料理は脂っこいからかなーと思っていましたが
実際に、
中国での食が油分、塩分の量が
問題になっているということがニュースになりました。
今月7月14日に
湖南省政府の発表で
「減塩、減油」特別計画が発表されました。
以前書きましたが
中国では未成年の肥満が
社会問題化しており
学校の食事や、体育授業の増加など
様々な政策がとられてきました。
今回は
湖南省でも同様の計画が実施されるとともに
中国でも有名な
湖南料理=湘菜の新標準策定が
大きな注目を集めています。
もともと炒め物が多くすごく辛いで
おなじみの湘菜ですが
油や塩が多いことでも有名です。
(四川料理と並び)
今回はそんなイメージを払拭すべく
健康版(減塩、減油)の「新湘菜」
栄養バランス、食材、調理技術、味付けなどを
網羅した “減塩減油”版の新たな湘菜地方標準を
策定するとのことです。
日本もかなりWTOの推奨より
塩分や油を取り過ぎている方らしいですが
中国では
塩分はほぼ同じくらい
油分は日本以上にとり過ぎている
という結果になっているようです。
塩分、脂分接種方により
高血圧、心脳血管疾患、肥満、糖尿病などの疾患リスク上昇や
そのために、上昇していく医療費などが試算され
政府も重点問題として扱うことになり
今年3月から
「体重管理」三カ年行動 というものが
実はスタートしています。
(費用対効果に優れた予防医療を重視するという目的)
今すぐ危険という病気ではないため
啓蒙活動にとどまることが多いですが
時間の経過とともに
国の医療費や社会保障に
与える影響が大きいと試算されているため
本腰を入れて
減塩、減油政策に取り組み始めているようです。
ちなみに
日本でもこの問題は重視されており
2025年4月より食事摂取基準が更新されています。
中でも塩分の摂取量目標が10%ほど下げられ
その基準をもとにしている
学校給食にも4月から適用が開始されているそうです。
本日の海外駐在ニュースはここまでです。
ありがとうございました。
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