<中国プチ情報>世界的に有名な少林寺を揺るがす事件

おはようございます。

カイゼン研究会(a-Sol上海)です。

 

海外駐在ニュースでは

ちょっと気になる中国・東南アジアの時事ニュースをお届けします。

(現地社員との話のネタに使っていただければ嬉しいです。)

 

 

7月27日

河南省にある少林寺で

30年以上にわたり方丈(寺のトップ)を務めてきた

住職の釈永信が、寺資産の横領、流用の疑いで刑事に

発展する調査を受けていると発表されました。

 

 

映画も何度も制作され

観光地としても世界的に有名な少林寺ですが

その発展を引っ張ってきた僧侶の事件で

連日トップニュースとなり

大きな話題となっています。

 

 

もともと中国でも

有名な僧侶であり

 

・少林寺の商標登録で関連キーワードの囲い込み

・商標に関する訴訟も展開

・寺の事業化(ゲームや映画、コラボ商品開発)

・世界的な興行ツアーの開催などなど

 

少林寺というブランドを押し上げ

ブランドを築き上げてきた人でもあります。

 

 

 

「和尚だって食べていかなければならない」

という名言で、CEO僧侶とも呼ばれ

MBAを取得し、ほぼ経営者のような

動きをしてきた僧侶で、

 

各国の著名人、ネルソンマンデラや

アップルのCEO ティムクック

今年はローマ法王とも面会し話題なりました。

 

 

 

今回の事件は2つあり

 

1つ目が

資金の横領、私的流用。

これが法的な違反で捜査の対象となっていますが

 

 

もう一つ

長年にわたる複数女性との不適切な関係と

私生児の存在

が道徳的違反として(宗教的戒律違反)

取りだたされています。

 

 

後者の方が

拡散、ニュースになっており

デマとして

「アメリカへ愛人との逃亡を試み阻止された」

などがSNS上に飛び交ったり

 

「方丈」という言葉が浮気者を意味する

流行語として使われるなどの事態が起こっています。

 

 

なぜ、

ここまで注目を集めるかと言いますと

 

2015年に匿名の僧侶からの告発

・資金の私的流用

・複数女性との関係

 

まったく同じ事がリークされ

批判、炎上し、警察の調査が入るということが

起こっていたからです。

 

 

当時も連日報道されましたが

2年という月日をかけた捜査の結果

証拠不十分という結果になり

今まで通りの活動を続けていました。</spa n>

 

 

そこから

約10年越しに

あの時の告発はやはり正しかったとなっており

トップニュースとして報じられているようです。

 

 

河南省としても観光的収入、

中国としても世界的なブランドとして

少林寺は知られているので

 

 

今回の事件で

なるべく風評被害を抑えるために

個人の問題であり

少林寺自体は被害者であることが

強調されて報道されています。

 

 

本日の海外駐在ニュースはここまでです。

ありがとうございました。

 

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