<中国プチ情報>中国の油田とエネルギー自給率

おはようございます。

カイゼン研究会(a-Sol上海)です。

 

中国プチ情報のコーナーでは

ちょっと気になる中国時事ニュースをお届けします!

(現地社員との話のネタに使っていただければ嬉しいです。)

 

9月3日、中国最大の油ガス田である

長慶油田の累計生産量が10億トンを突破したことがニュースになりました。

 

生産量を聞いてもピンとこないですが

年間消費量は約7億トン以上です。

(石油だけで見ると70%以上が輸入となっています)

 

ちなみに

中国で生産量の多い油田のベスト5を見てみると

意外といろんな地域にあることが分かります。 

 

(1)長慶油田

内モンゴルのオルドス盆地を中心に採掘されており

油ガス田(石油と天然ガス)の生産量が1位。

採掘量は今も増えています。

 

(2)渤海油田

天津や河北省の東、南は山東省、北は吉林省に囲まれた

中国最大の海上油田で原油だけだと中国1位の生産量

近年でも新たな埋蔵地が見つかるなどしています。

 

(3)大慶油田

黒竜江省のハルビンとチチハルの間に存在しており

1960年から採掘されている中国では歴史ある油田。

原油は減少傾向であり、天然ガスが増えている。

 

(4)塔里木油田(タリム油田)

新疆ウイグル自治区のタクラマカン砂漠に位置しており

たくさんの油田が散在している地域の総称。

 

(5) 西南油田

四川省中部の四川盆地にあり

主にシェールガスの採掘がされている。

 

 

石油や天然ガスで言うと

アメリカに次ぐ輸入大国の中国ですが

 

石油・石炭・天然ガス・原子力・太陽光・風力など加工される前のエネルギーを対象としたエネルギー自給率で見ると80%以上を保っています。(日本は13%)

 

電気で言うと

主に石炭を中心とした発電がメインの中国でしたが

この10年間で太陽光をはじめとする再生可能エネルギーが50%に達し、火力発電(約45%)を上回るほど増加しています。(発電設備容量ベース)

 

グリーンエネルギーのシェアが10年間で約20%も伸びており

力の入れようが見えます。

(日本は火力発電が70%以上、再生可能エネルギーが20%ちょっとという現状です。)


本日のプチ情報はここまでです。

ありがとうございました。

 


カイゼン研究会(a-Sol上海) サポートチーム

関連記事
https://kaizenlab.online/%ef%bc%9c%e7%8f%be%e5%a0%b4%e3%82%ab%e3%82%a4%e3%82%bc%e3%83%b3%e9%80%9a%e4%bf%a1%ef%bc%9e%e6%95%b0%e5%ad%97%e3%81%a7%e8%a6%8b%e3%82%8b%e3%80%8c%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%81%84%e3%81%86/

 



    ◆当ブログに関するお問い合わせは下記にてお願いいたします。

    中国現場カイゼン研究会のコラム・中国駐在ガイド
    中国や製造にまつわるアレコレを書いているカイゼン研究会のブログです。
    中国現場カイゼン研究会のコラム・中国駐在ガイド
    中国や製造にまつわるアレコレを書いているカイゼン研究会のブログです。
    中国プチ情報中国情報
    シェアする
    genba_kaizen_labをフォローする

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました