おはようございます。
カイゼン研究会(a-Sol上海)です。
中国プチ情報のコーナーでは
ちょっと気になる中国時事ニュースをお届けします!
(現地社員との話のネタに使っていただければ嬉しいです。)
昨日7月22日、国家疾病予防管理局、教育部、国家衛生健康委員会などが共同で「中小学生の過体重及び肥満に対するガイドライン」を発表しました。
前文では
「過体重や肥満は既に、小中学生の健康に被害を与える大きな問題の一つである。」と書かれており、国として公衆衛生上の問題であると重視しているようです。
しかし、実際の肥満率などのデータや悪化しているというようなことは、このガイドラインでは触れられていないので、どれくらいの規模の問題かはわかりませんが、日本では見たことがないような発表です。
2023年に文部科学省が発表した
2022年度は小中学生の肥満傾向の割合が過去一番高かったというデータがありましたが、それはあくまでコロナによる学生の環境変化を示すために発表したものであり、今回の中国の発表とはかなり異なるように思います。
内容は家庭や学校での健康的な生活習慣管理(運動、食事)について書かれていますが、特に目を引いたのは
・「運動不足に対する対策として、学校で毎日1時間の体育の授業を設ける」
・「栄養指導ができる専任者を学校に配置する」
(義務ではなく、奨励という形)
など、学校への介入が多いところが日本との違いを感じました。
日本でも厚生労働省が健康ガイドラインのようなものを出していますが、あくまで健康的な食事の目安や運動量などが載っているだけです。
こんな発表がされるくらいなので
国としてかなり小中学生の肥満という問題を重視しているように感じます。(特に知らなかったので、街中でも注目してみます)
本日のプチ情報はここまでです。
ありがとうございました。
カイゼン研究会(a-Sol上海) サポートチーム

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