中国で予想外の金利引き下げ

おはようございます。

カイゼン研究会(a-Sol上海)です。

 

中国プチ情報のコーナーでは

ちょっと気になる中国時事ニュースをお届けします!

(現地社員との話のネタに使っていただければ嬉しいです。)

7月22日、中国人民銀行が銀行貸出金利の指標である

最優遇貸出金利(ローンプライムレート)の引き下げを発表しました。

1年物が3.45%→3.35%

5年物が3.95%→3.85%

 

1年物の金利は融資の際の基準、

5年物は住宅ローン金利の基準として用いられています。

 

何が予想外だったかというと

今年の一月に景気のテコ入れということで

史上最大の利下げを行っており

先日発表のあったGDP統計でも

目標通りに推移しているような発表だったからです。

 

2019年時点では5年物は4.8%でしたが

アメリカや日本とは逆に、その後ずっと利下げを続けています。

 

中国は足元の統計でも物価が上がっておらず(各国に比べデフレ気味)

需要も低調ということで、それを危惧して、かなり重視していることが今回の利下げにつながっていると見られています。

 

 

おもしろいのは

各国ではマクロ政策のニュースとして専門的な数字が並んでいるだけなのですが、中国では30年100万元のローンを借りた場合、今回の利下げでどれだけ節約できるか?というタイトルでホットニュースになっています。「30年で2.1万元しか節約できない、、」など、マクロではなく個人の生活への影響に関連させた感想がトップニュースとなっていました。

 

公式の発表ではいまいち実感のわかないニュースですが

興味を持ちそうなタイトルで多くの人の目に触れるようなトップニュースとして扱われているのが印象的でした。

 

本日のプチ情報はここまでです。

ありがとうございました。

カイゼン研究会(a-Sol上海) サポートチーム

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中国や製造にまつわるアレコレを書いているカイゼン研究会のブログです。
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