食用油問題についての調査が開始

おはようございます。

カイゼン研究会(a-Sol上海)です。

 

中国プチ情報のコーナーでは

ちょっと気になる中国時事ニュースをお届けします!

(現地社員との話のネタに使っていただければ嬉しいです。)

7月2日に報道された食用油に関する問題に

とうとう政府も調査に乗り出す大ごとになっています。

 

化学系液体を運んでいるタンクローリーが

タンクを洗うことなくそのまま食用油(大豆油など)の輸送に使わているというニュースです。新京報の記者が独自潜入や運転手への聞き込み調査を経て、記録した動画が拡散され、大きな波紋を呼んでいました。

 

運転手の聞き込み調査の音声で、

タンクの洗浄や検査に対しずさんな対応が日常的に行われている内容が記録されていたことから、食の安全にかかわるような行為が習慣化しているのではないか?と言うところから火が付きました。

 

国営企業である中储粮の天津支社もこの輸送に関わっている可能性があることから、メディアから厳しい追及を受け、輸送ネットワークの全面的な検査を8日から実施しています。

 

政府や発注側の企業による、関連物流会社の現状の把握は8日より始まったばかりなので、9日時点ではまだ調査結果は発表されていませんが、多くの人の関心事となっています。

 

話はそれますが

2011年に大きく話題になり、摘発された

地溝油(下水などにたまった油の再利用)問題で、普通の油の半分以下の値段で流通しており、有名チェーン店や高級店で利用されていたことが明るみになった事件がありました。この時の国民の反応はすさまじく、外食産業に大きなダメージを与えたことが記憶に新しいです。

 

そこから、国産食用油への不信はかなり長く続きましたが、最近はもうそんな話は出なくなってきて、信用は完全に回復したと感じていたところだったので、このニュースの続報はかなり大きな影響を与えるかもしれません。

本日のプチ情報はここまでです。

ありがとうございました。

カイゼン研究会(a-Sol上海) サポートチーム

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