中国で電動バイク規制が拡大トレンド

おはようございます。

カイゼン研究会(a-Sol上海)です。

 

中国プチ情報のコーナーでは

ちょっと気になる中国時事ニュースをお届けします!

(現地社員との話のネタに使っていただければ嬉しいです。)

6月1日より上海で電動バイクに対する条例改正が施行されました。

内容は、人の密集地帯での駐車や充電を取り締まるという改正です。

(罰金を科せるようになった50元~200元)

 

上海でいち早く実施されていますが

電動バイクに関しては全国で問題となっています。

 

何が問題かというと

バッテリー起因での火災が増加していることです。

2021年には党大会でも大きなテーマと扱われ

法律も施行されましたが、年々ひどくなっていることから

更なる強化が始まっています。

 

国家消防局のデータによると

2023年の電動バイク起因の火災は約21000件で

前年比から17%増加となっています。

その8割がバッテリー起因です。

 

今年の2月には南京で15人が死亡する火災事故もニュースになっており、全国で対策が進むことになります。

 

火災場所の多くは住居である小区です。

外に駐車したバイクに、夜の間にコンセントやコードを引っ張て来て充電したり、室内に電動バイクを持ち込んで充電(本来は禁止)という行為が取り締まりの対象になります。(今までは管理人の口頭注意しかできない状況でした。)

6月1日だけで339件発見されたそうです。。

 

 

しかし、これだけで解決できる問題ではなく

・そもそも、安全な公共充電場所がない。

・バッテリー自体の品質や劣化

・推奨されていないバイクメーカーとは異なるバッテリーの使用

・電動バイクの改造

・標準や規制が自動車ほど整っていない現状

など原因がたくさんあります。

 

各メーカーは以前よりこのリスクのために

バッテリーの室内での充電は禁止とうたっておりますが、じゃあどこで充電するんだ?というのがないので、書いてあるだけという現状ですし、購入の際も一応登録は必要ですが、だれでも手軽に買え、その後のメンテナンスも任されています。(自動車車検のように決められていない)

 

今までは

使用者目線では自転車の延長のような扱いの

電動バイクでしたが、所有や使用、メンテナンスに関して

自動車のような手順が必要になってくるかもしれません。

 

製造者目線でも

生産資格や安全基準なども

自動車会社のように厳しい規制が設けられる可能性があります。 

 

本日のプチ情報はここまでです。

ありがとうございました。

カイゼン研究会(a-Sol上海) サポートチーム

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