ロスを分類するとは?

こんにちは!

カイゼン研究会です。

 

前回はTPMではどんなロスがあるのか?をテーマに取り上げて書かせて頂きました。

 

 

最も有名なものが16大ロスと呼ばれる分類だと思います。

 

しかし概念としては良いですが、視点がマクロ過ぎであまり実用的ではありません。

 

そこで本日はそこをもう少し深堀して、設備のロスにフォーカスを当てていきたいと思います。

 

前回のおさらいですが、16大ロスというのは3つのカテゴリが合わさって構成されています。

 

人 ⇒ 5個

設備 ⇒ 8個

原単位 ⇒ 3個

 

この内、設備にフォーカスを当てた名称を【設備の8大ロス】と呼びます。

 

以下図が設備の8大ロスの図になります。

f:id:kaizenlab:20220319150443j:plain

この図を見ると、左側に操業時間とか負荷時間とか、”~時間”と、いくつか時間の分類が書いてあるのが目に入ります。

 

実は個人的には…8大ロスよりもこちらの方が重要だと思っています笑

 

一般的に、『設備を管理』するとなれば、

 

「この設備は一体どれくらい動いているのだろう?」

 

という部分が気になってきます。

 

ただ、世の中には設備と名の付く機械があふれているわけで…

 

プレス機、成型機、圧着機、加工機、etc

 

また、設備は様々な状態があり得るので、

 

どの設備で、どの状態を、どう定義して、どうやって時間を測ればいいのか?

 

という壁にぶち当たります。

 

これが設備見える化における一つの難所だと思っています。

 

工場に様々な設備はあれど、管理するからには統一された指標で管理するべきです。

 

そこで、この図の左側の時間の考え方が一役買うのです。

 

列挙すると、以下5つで構成されます。

 

  • 操業時間
  • 負荷時間
  • 稼働時間
  • 正味稼働時間
  • 価値稼働時間

 

この図で説明すると、詰まるところ最終的には、

 

【価値稼働時間】を限りなく【負荷時間】に近けることが最も重要

 

ということが、このビジュアルでは分かります。

 

ではそのためには、具体的にどういった指標を使って行けば良いのか?

 は次回説明していきます。

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