こんにちは!
カイゼン研究会です。
前回はTPMではどんなロスがあるのか?をテーマに取り上げて書かせて頂きました。
最も有名なものが16大ロスと呼ばれる分類だと思います。
しかし概念としては良いですが、視点がマクロ過ぎであまり実用的ではありません。
そこで本日はそこをもう少し深堀して、設備のロスにフォーカスを当てていきたいと思います。
前回のおさらいですが、16大ロスというのは3つのカテゴリが合わさって構成されています。
人 ⇒ 5個
設備 ⇒ 8個
原単位 ⇒ 3個
この内、設備にフォーカスを当てた名称を【設備の8大ロス】と呼びます。
以下図が設備の8大ロスの図になります。

この図を見ると、左側に操業時間とか負荷時間とか、”~時間”と、いくつか時間の分類が書いてあるのが目に入ります。
実は個人的には…8大ロスよりもこちらの方が重要だと思っています笑
一般的に、『設備を管理』するとなれば、
「この設備は一体どれくらい動いているのだろう?」
という部分が気になってきます。
ただ、世の中には設備と名の付く機械があふれているわけで…
プレス機、成型機、圧着機、加工機、etc
また、設備は様々な状態があり得るので、
「どの設備で、どの状態を、どう定義して、どうやって時間を測ればいいのか?」
という壁にぶち当たります。
これが設備見える化における一つの難所だと思っています。
工場に様々な設備はあれど、管理するからには統一された指標で管理するべきです。
そこで、この図の左側の時間の考え方が一役買うのです。
列挙すると、以下5つで構成されます。
- 操業時間
- 負荷時間
- 稼働時間
- 正味稼働時間
- 価値稼働時間
この図で説明すると、詰まるところ最終的には、
【価値稼働時間】を限りなく【負荷時間】に近けることが最も重要
ということが、このビジュアルでは分かります。
ではそのためには、具体的にどういった指標を使って行けば良いのか?
は次回説明していきます。
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