設備総合効率という指標

こんにちは!

カイゼン研究会の池田です。

 

本日は設備総合効率について取り上げてみたいと思います!

 

指標って色々あると、どれを使ったらいいのか、本当にややこしいですよね…

 

ただ、こういう時こそ原点です!

 

話は逸れますが、私は小さな頃町道場で柔道をやっておりました。

(ほそーーーーく長く、というやつです笑)

 

その先生の指導方針はちょっと他とは異なり、ただただ強さを教える、というよりは今にして思えば柔道とは、柔道を通してどう成長するか、ということに重点を置いて押してくれていたのだと思います。

 

そのため、練習後には『雨にも負けず』を暗唱する時間があったり、嘉納治五郎の言葉を暗唱するなど、様々な時間がありました。

 

子供の頃の暗唱は今でも覚えているもんですね。

 

今でもそらで暗唱できるものがいくつかあります。

(雨にも負けずはもちろん今でもいけます笑)

 

そんな教わった言葉の中にこんなものがあります。

 

『柔道の、技の種類の多けれど、とどのつまりは、体(たい)の捌きぞ』

 

柔道の技の種類というのは公式では、投げ技68本、固技32本の計100本に上ります。

 

まぁその内、試合などで使われる技はそこまで多くはありませんが…

 

しかし、技は色々あるけれど、結局柔道というのは

 

『体の捌き方、動かし方である』

 

というのは、とどのつまりになるわけです。

(昔のCMで技は色々カードは一つ、とかありましたね笑)

 

 

色々迷ったら、つまり、とどのつまり、に立ち戻れば言いわけです。

 

 

設備の指標も、結局何を目指せばいいのか、ということに立ち戻れます。

 

指標は会社によっても色々異なりますし、やり方も様々です。

 

しかし、設備として目指すものは

 

『使いたい時に、使いたいだけ、100%使えること』

 

だと思います。

 

これを目指す際、この【設備総合効率】という指標が役に立ってきます。

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この画像を見ると、【設備総合効率】というのは文字通り、いくつかの要素を掛け合わせた指標であることが分かります。

 

構成する要素は全部で3つ。

 

時間稼働率

性能稼働率

良品率

 

これらは、この数週間水曜メルマガで扱ってきた

設備の8大ロス、大枠/中枠/小枠のロス

といった考え方から算出することができます。

 

『使いたい時に、使いたいだけ、100%使えること』

 

を実現するために、何が障害になっているのか、どいつが邪魔をしているのかが、3つの構成要素を算出してあぶりだしていくわけです。

 

ただ、大きな工場でリソースもふんだんにある工場ならともかく、中小企業レベルでここまでのことができている在中日系工場がどこまであるかというと、なかなか難しいのが現状なわけです…

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