こんにちは!
カイゼン研究会の池田です。
本日の件名にもあるサンドイッチ
これはかなり有名な話で、ご存じの方も多いと思いますが、時は1700年代、イギリスにとある伯爵がいました。
またの名を第4代サンドイッチ伯爵
彼は大のカードゲーム好きで、
「ゲームしながら食事をできないものか?」
と考えた結果、パンに具を挟んだモノを作ってもらっていたそうです。
これが貴族の間で有名になり、こんにちのサンドイッチとなったそうです。
(諸説あるようですが…)
ちなみに、具材が温かいとホットサンド
具材ごとパンを焼き機で焼き目を付けるとパニーニ
という感じになるそうですが、このあたりの定義は結構あいまいな感じになりそうですね。
・・・
違うっ!!
違うんです!
まぁ確かに食べ物は好きですが、
今日は食べ物の話をしたかったわけではなく…
今回、取り上げたかったのは、
「何かを伝える際、あなたは悪い話と良い話、どちらから先に伝えますか?」
という内容です。
これは結構有名な話だと思いますし、実際に会社で管理者をしている方なら使われている方も多いのではないでしょうか?
例えば日常会話で人を笑わせたい、などオチをつける場合は、最後に悪かったり、ネガティブで終わる方が面白い内容にはなりやすいと思います。
「今日道でお金を見つけて拾ったら、頭に鳥の糞落ちてきてさ…」
「せっかく彼女の誕生日にめちゃくちゃ良いレストラン予約して、最後ケーキとプレゼントで締めくくって最高に盛り上がったのに、お会計になったら突然携帯が死んで起動しなくなって、結局彼女に立て替えてもらってさ…」
※日本だと、じゃあお金おろしてくれば?で終わりますが、中国ではキャッシュレスが進みすぎたせいで、携帯がないとマジで本当に何にもできなくなります笑
などなど
ネガティブキャンペーンで最後締める方が、その場の盛り上がりには繋がりやすいとは思います。
だがしかしっ!!
仕事においては全く逆です。
仕事にオチなんて必要ありません。
勘弁願いたいです。
これは
部下から上司
上司から部下
両方で言えることですが、仮に部下から
「今日は全ての設備でトラブルゼロ、可動率100%でした!」
と報告を受け、
「良いね〜」
と、ホクホクしようとした直後、
「ただ不良率は今月最高記録を更新しました〜」
なんて言われた日には、せっかくの可動率100%が吹き飛びます。
どっちから先に言ったところで、結局事実は変わりません。
しかし、しょせんは人間、感情のある生き物です。
出来れば、可能な限り気持ち良く仕事はしていたいものです。
そうなると、基本的に報告を受ける立場としては
『悪い事から先に伝える』
『良い事で締める』
と言うのが、精神衛生上宜しいと言えます。
※相手に行動を促したい時などはその全く逆で、『悪い話で締めくくる』方が効果的と言われますが、今回は『伝える』にフォーカスを当てます。
さて、ようやくですが、ここで登場するのが『サンドイッチ語法』というやつです。
要するに、『ポジティブ:ネガティブ:ポジティブ』という具合に、ネガティブな内容をポジティブな内容で挟みこむから『サンドイッチ』というわけです。
悪い話 ⇒ 良い話
ではなく、さらに前に良い話を持ってきてしまおう、ということです。
ちなみにパニーニのように焼く必要はありません。
『具材が温かい場合には、ホットサンドになるのでしょうか?』
それについてはコメントを控えさせて頂きます。
ただし、重大なトラブル、緊急を要する場合などは、また伝え方が変わってきます。
結構大きめのクレームなどが発生しているのに、部下が良いことをサンドイッチして、ちょっとごまかそうとした日には、
『お前をパニーニにするぞ!』
とまでは言わなくてもいいですが、
『サンドイッチする前に、早く伝えてよ!』
と感じるでしょう。
そのため、例えば日々の定期連絡はサンドイッチで、緊急を要する内容はダイレクトに結論から先に伝えるように、というルールを作っておいても良いかもしれません。
本日は、仕事における
『伝える』、『伝達する』
ということの難しさを改めて取り上げてみました。
(まぁこれはほんの触りの部分ですが…)
あなたの現場の部下、管理者は如何でしょうか?
もし何も考えずに報告してくる部下がいたら、一度
『伝え方』のルール
を見直す、もしくは作ってみても良いかもしれません。
まずは、総経理回りの伝達経路から作ってみて、良ければその下に伝達させる、などなど…
本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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