<現場カイゼン通信>麻雀がうまくならないという話

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こんにちは!

カイゼン研究会の宇賀です。

最近、急にマージャンをする機会があり、ルールを思い出しながら打つのですが、スピードや考えについていけず悪戦苦闘しておりました。

回数をこなしていても明らかにうまくなっている実感がないままその場限りの「勝った!負けた!」が続いていくので違和感がありました。
(打つスピードは速くなりましたが。。)

なぜ違和感があるのか考えていくと、将棋を習っていた時のことを思い出しました。

昔、小学生時代、将棋教室に通っていたのですが、試合をこなせばこなすほど上達している実感がありましたし、実際に勝率も上がっていったという成功体験があったのです。

小学生時代の話なのですごく時間を取って練習に明け暮れていたわけでもなく、ただ友達や先生と試合をしていただけです。

それでもうまくなっていたという記憶があります。

じゃあ、最近マージャンをしている時と将棋をしていた時の何が違うのか?何が原因か?を考えてみると、1つは単純に学習能力が下がったのかもしれません。。笑

脳みそが退化した

もちろんそれもあると思いますが、もっと大きな違いは「振り返りの有無」です。

将棋をやっていた時は、試合もたくさんしますが、終了後に1試合ずつ「感想戦」をしてました。

「ここが失敗だったよね。。」

「この時なんでこう打ったの?」

「その手は、それを狙ってたんだ!」

という反省や、もし自分が相手ならどうする?逆ならどうする?という考え、決定の理由を共有したり、教えてもらう時間が設定されていました。

小学生時代なので、そんなに意識はしていないのですが、単純に試合だけでなく、感想戦で上達していたのだと思います。
(人と一緒に振り返りをする機会)

対してマージャンは振り返る間もなくどんどん試合が流れていきます。

そして、相手から自分の牌も見えないので、自分の判断や考えが失敗だったのかどうかも振り返れないまま、自分の考えのみでどんどん試合を繰り返していきます。
(スピードも速い)

マージャンも将棋も同じように試合をこなしていくと上達すると勝手に思いこんでいましたが、試合をこなすだけでなく振り返って、うまい人ならどう考えるか?ということを聞いたり、吸収するような時間を取らないと、自分の考えやスピードだけに慣れて、実際の質は上がっていないということを痛感しました

こう考えてみると仕事もこれと同じで、 マージャンのように日々速いスピードの中で、自分の慣れたパターンがきっと正しいんだろうと思いながら繰り返していると思います。

しかし実際はたとえ他人にまで知れ渡るような大失敗はしていないとしても、小さな失敗はたくさんあるはずです。

大きな失敗はわかりやすいので、組織としても再発防止だったり人から叱られたりすることで、強制的に振り返らされますが、小さな失敗は自分から見つけないといけません。
(特に営業やバックオフィス、事務処理やコミュニケーションなどプロセスや効果を計測しにくいものほど。)

そしてその失敗、進歩できる材料を見つける機会は個人の失敗の感度に任せるのではなく意図的に仕組み、時間として取り入れる。

つまり、仕事のプロセスの中で
「ここはもっとうまくできたよな。。」

「ほかの人ならここでどう判断していただろう?」

「ここで自分はこう考えたんですけどどう思います?」

自分だけでなく人と一緒に振り返る時間を組み込んでおかないと、今のマージャンと同じように質は上がっていかないよなーと痛感しました。

最後までお読みいただきありがとうございました!



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