こんにちは!
カイゼン研究会の宇賀です。
今回はかなり雑談になってしまうのですが、最近、前職の後輩や先輩から相談の連絡がよく来るようになりました。
相談の内容はというと「転職」についてです。
そして
「こんな会社に行こうと思ってるんですけど。。」
「どういう仕事が向いてますかねー??」
というような、思い描いていた相談ではなく、
「転職先の会社の人事と面談をしてほしい。。」
という連絡が来るのです。
どうも最近は本人との面談だけでは情報が足らないということで、
前職で一緒に働いていた人(上司、部下、同僚)との面談を行う企業が増えているとのこと。
そして本人との面接内容や履歴書の内容の裏取りをしてくるようなのです。
そしてなぜか私がその会社の人事と面談をする羽目になっています。
その会社の人事の人も終業後に大変だなとは思う反面、こちらにとってはメリットがそんなにない割に
(後輩や先輩から感謝されるくらい。笑)
責任重大な取り調べを受けているようで、すごく気が重いのです。
でも、せっかく頼ってくれているので、毎回しっかり準備して(働いていた時やどんな仕事をしていたか思い出し)面談に挑みます。
・どんな業務内容でしたか?
・部下はどれくらいいましたか?
・転職した理由は何だと思われますか?
・彼/彼女と仕事する場合、どう接すればより活躍できると思いますか?
等々
かなり考えさせられる質問や、そんなことわからん!という質問も来ます。
そんな中一つずつ答えていくのですが、よく起こる問題が、
履歴書や面接で自分の業務内容や経験部下の人数などを大きく見せているということです。
自分をよく見せたいというのは就職等では当たり前にある動機だと思います。
しかし、その内容を私は知らないのですごく面接官に突っ込まれます。。笑
「本人はこう言っていたのですが、認識か違うということでしょうか?」
「もう少しその部分を詳しく聞かせてください」
等々
まるで自分が面接で問い詰められているかのような状況になるのですが、
お世話になった後輩や先輩のために引くわけにはいかず、なるべく合わせながら必死に答えるようにします。笑
そして、最後に
「何か、言い残したことはありませんか?」
と自分の面接さながらに聞かれ、もちろん
「特にありません」
と答えて終わります。
最初はいろんな知らない会社の人と話せるというような好奇心と期待がありましたが、
こちらから質問するような機会はほぼなく一方的に質問をされ続けて終わるのが通常です。
毎回なにかもやもやした気持ちのまま終わっていきます。
そして、数日後に元後輩や先輩から
「転職決まった、ありがとう!」
「今回は落ちました。でもありがとうね」
という連絡が来るという流れです。
落ちた場合は何か少し責任があるのかなと思ったり。笑
本当に複雑な気持ちになるイベントです。
この仕組みを調べてみると、同僚への裏取り専門の会社があり、企業はその会社にお金を払い、その会社は面談やオンライン上での情報提出を元同僚とやり取りし、情報を依頼企業に提出するという仕組みまであるそうです。
よく考えると
求職者、採用企業、元同僚、代行会社
全然WIN-WINではない仕組み
みんなが幸せにはなっていない仕組みに感じます。笑
採用企業や代行会社は求職者の情報が増えたり収入になったりしますが、他はデメリットしかないような仕組みに見えます。
経済的には人手不足、売り手市場と言われますが、採用側の強さを感じました。笑
少し愚痴のようになってしまいすみません。笑
転職などが増えてきている時代はこんな変化が起こっているのか、と新鮮な気持ちもありつつ更に良くならないかと考えるきっかけになりました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
