おはようございます!カイゼン研究会です。
本日は
「トヨタ仕事の基本大全」
からの内容をお届けします!
これは「トヨタ仕事の基本大全」という中経出版社が発行している、トヨタの仕事にまつわるエッセンスがたくさん詰まった一冊になっています。
本の詳細はこちらから(日本語版)
https://www.kadokawa.co.jp/product/321408000036/
今日は
P.163 Chapter3 Lecture38
忙しくしている人は問題を抱えている
からお届けします!
今回は少し短くなるかもしれませんが、面白い内容だったのでシェアさせて頂きます。
トヨタには、こんなエピソードが残っています。
ある切削工程の組長が上司である工長に、
「5Sの時間に、いつもタバコを吸っている人たちがいます。なんとかしてください」
と訴えました。
すると、工長は、その組長をこう言って叱りつけたといいます
「どこに目をつけているんだ!彼らの職場をよく見なさい。ゴミや部品が落ちていたり、油が床にこぼれていたりするか?いつもキレイになっているだろう。みんなが5Sをしている時に、悠然としていられる。それは、普段から5Sの基本ができている証拠ではないか」
短いエピソードですが、そうとも言えるよなーと思わず納得してしまう一面もあるエピソードだと思います。
確かに現場での作業を見ていても、腕の良い人は流れるように作業を行い、一方腕の悪い人は動きが豪快、というか無駄な動きが大きいように見えてしまうものだと思います。
一見、後者の方が上司から見れば
「おっ! 忙しそうに汗水垂らしながら一生懸命働いているな!」
と、上司受けは良さそうに見えますが、実は効率よく作業しているのはそつなく作業をこなしている人だったりします。
ここを見極められないと、上述のエピソードのように、優秀で良くやっている人を無駄に叱ることになってしまいます。
当事者からすればやってられないですね笑
私が感じたこの章で大事なこと
それは涼しい顔でタバコを吸っている人を注意すること
ではなく、
みんなが涼しくタバコが吸えるくらいカイゼンすること
だと私は思います。
その視点、考え方、行動力などが管理監督者には必要なのではないでしょうか?
是非あなたも一度この視点で現場をぐるっと回ってみてください!
従業員と話す良い機会になるかもしれませんし笑
本日は短いですが、最後まで読んで頂いてありがとうございました!
健康には気を付けて、引き続き頑張っていきましょう!